角層水分測定[プローブ]
Corneometer CM825
コルネオメーター
Corneometer(コルネオメーター)はドイツCourage+Khazakaが1980年代に世界で初めて皮膚に特化した研究用計測機器としてリリースし、以来40年近く角層水分計として、トップシェアを誇っております。 Corneometerによって世界でスタンダードとなった評価法であるキャパシタンス法(静電容量法)は皮膚表面から約15μmの深さ(主に角層)に含まれる「水分量」を瞬時に測定可能です。また、Corneometerは皮膚研究において論文、学会発表で最も多く用いられている水分計です。
特長
・水分以外の塗布物の影響を受けにくく、長期連用試験、単回塗布試験にも対応。
・計測時間が約1秒と短時間で測定できます。
・プローブに内蔵されたバネにより、同一圧力での再現性の高い計測が可能です。
・研究論文は、国内外を問わず多数発表されています。
測定原理
静電容量法:プローブの先端は櫛型電極が向かい合った形状をしており、ガラス版を介し、電界を皮膚に発生させ静電容量を計測します。
水の誘電率(電気を貯める能力)は、他の物質に比べて突出して高い為、皮膚に水分を多く含有していると静電容量が大きくなります。
静電容量に応じて0~120の相対値で数値表示されます。
適用例
- 皮膚水分量評価
- スキンケア化粧品、外用剤、洗浄剤の保湿有効性評価に
- 大規模コホート試験に
- 食品、サプリメントの有効性評価に
- アレルギー・褥瘡などに対するスキンケア効果の評価に
- 皮膚乾燥による痒みの評価に
- 動物の水分計測
- 被服、摩擦による乾燥評価に
- 肌タイプ評価に